佐々木建設株式会社

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家も自然に還ってほしいから 断熱材にはストローベイル

「だいたいOMソーラーに興味を持つお客さんというのはね、絶対それだけで良いってことはないんだよ。

そもそもが何らかのこだわりを持ったような人たちばかりだから、本当に一軒一軒違うというか、大変というか、例えば…」そう佐々木社長が苦笑しながらも話してくれた建築 エピソードの中で、最も「オモシロイ」物件が、幕別町の角谷悦章さん、米家直子こさん夫妻が建てたストローベイルハウス。すなわち、藁の家。

ストローベイルハウスとは藁を断熱材に利用した家のこと。 本来のストローベイルハウスは藁ブロックそのものを構造材にして積み重ねるだけの小さな家ですが、 日本では建築基準法に触れてしまうため、在来工法を基軸にして、壁の中に断熱材として藁を入れる形にしました。

「スタイロフォームとかがあんまり好きじゃないなあという感じがしてたんですよね。 家も最後に潰した時に、できるだけゴミにならにほうがいいだろうなあ、とそれでいろいろ調べていたら、藁の家というのがあることを知って。佐々木の社長に聞いてみたら『…できますよ』と言ってくれたからね」。

高校で社会科教諭をしている悦章さんは、学校で子どもたちに教える立場もあり、ごくあたりまえに、自然に還る家づくりを考えていたといいます。同じく教諭の直子さんも、環境に対する意識は共有できるものが多かったとか。

以前の教員住宅時代にも、(公宅としては異例の)薪ストーブライフを送っていた悦章さんと共に、遊びで薪割り体験なども楽しんでいたといいます。「でもさすがに薪で風呂を沸かしたいと言った時は相方泣きましたけどね。アナタが居ないときも私はお風呂に入るのよ、と(笑)」。

そんなわけで始まった角谷さんの家づくり。藁を譲り受けたのは近所の農家さんから。

今はロール型が主流になってしまった牧草ですが、近くに一軒だけ、昔ながらのブロック型の機械があったのです。めったにできない体験だからと、教え子たちを呼んできて一緒に藁積みをしたのも楽しい想い出。

ただし、藁の家は途中で濡れることが許されないため、壁塗りが終わるその時まで、ブルーのビニールシートで覆いながらの作業だったといいます。最後に見事な土壁を仕上げてくれたのは、本州から来た左官職人の直子さんの叔父さま。 内側の塗装は悦章さん自身でしたこともあり、とにかく大変ではありましたがいろんな意味でメモリアルな家となりました。

「補助暖房のことは考えずにOMソーラーということだけで見ると、暖かいというよりは、冷えきらないというのが良いんだと思うんですよね。年末に一週間不在にして帰ったときにも5℃くらいありましたから。

OM(太陽熱)だけ動かしておいて。冷たくなりきらないってことは、やっぱり力あるんだなと思いましたね。薪ストーブを焚くのも公宅の時よりやっぱり少ないです。以前は2階も無い家だったんだけど」。

暖房は薪ストーブで、OMの太陽熱でお湯を採り、お風呂の追い焚きも薪で賄っている角谷さんのお宅。補助暖房の灯油もほとんど使うことはなく、光熱費は調理のガスが5千円ほどに、その他電気代3千円程度を併せて月々84円ほど。この数字はコストにこだわったからではなく、エコにこだわった末の副産物だということは、忘れないでいただきたい大事なポイントです。「この家はほぼ最高の出来。

まだね、気にくわなかったところが出てきてないんだよね。暖かさもそうだし、空気がこもらないことの心地よさは、この上ないですね」。納得のいくエコを追求することは、心にも身体にも気持ちがよいもの。悦章さんに抱かれてうとうとする次女の観理ちゃんの寝顔が、そのことを証明しておりました。

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